ウォークインクローゼットを使用する際、注意するべきなのが湿気の充満によるカビの発生です。
しかし、カビの発生を防ぐ方法もいくつか存在します。
そこで今回は、ウォークインクローゼットのカビ対策について紹介します。
□ウォークインクローゼットに湿気がたまる理由とは?
*衣服の繊維が湿気を吸い込んでいる
衣服の繊維は、基本的に湿気を吸い込む性質があります。
これは、人が汗をかいた場合に衣服が水分を吸い取る機能で、吸湿性や吸水性といいます。
クローゼットは衣服を大量に保管する場所のため、常時湿気を吸い込みやすい状態にあります。
*空気の出入りがない
ウォークインクローゼットは、狭いため空気の出入りがほとんどありません。
そのため、湿気が増えても外部に出ていかずにこもってしまいます。
*建物の北側に設置されることが多い
ウォークインクローゼットは、衣服を保管するために使用するため、日当たりの悪い建物の北側に設置されるケースがほとんどです。
そうなると、室内の暖かい空気との温度差でカビが発生しやすくなります。
□ウォークインクローゼットのカビ対策としてできることは?
1つ目は、衣服に入った湿気を飛ばすことです。
洗濯物をしっかり乾燥させてからクローゼットにしまいましょう。
生地の間に空気の通り道を作り、湿度を下げます。
また、その日着た服はすぐにクローゼットにしまわずに、風通しの良いベランダなどで一晩乾かします。
2つ目は、クローゼットを換気することです。
クローゼット内の空気を流すことで、よどみを防ぎます。
扇風機で風を当てたり、ベランダの扉やカーテンは、週末だけでも開けておきましょう。
3つ目は、除湿剤の設置、結露をふき取ることです。
湿気を取り除く場合は、除湿器や除湿剤を使います。
結露については、気温が高くなる夏場は心配ありませんが、冬場は注意が必要です。
もし、冬場にクローゼット内が結露した場合は、こまめにふき取りましょう。
4つ目は、身近なものを使って除湿剤を作ることです。
ホームセンターや100均で売られている重曹がおすすめです。
重曹には湿気を閉じ込める性質があるため、容器に重曹を入れてクローゼット内に置けば、除湿剤の役割を担ってくれます。
また、残ったものは入浴剤としても使えます。
5つ目は、紙製の収納は除湿シートと一緒に使用することです。
紙製の収納ボックスである「バンカーズボックス」が流行っています。
シンプルでおしゃれなデザインが多いですが、紙は湿気を吸い込みやすくおすすめできません。
使用する場合は、下に除湿シートを敷くようにしましょう。
□まとめ
今回は、ウォークインクローゼットのカビ対策について紹介しました。
ウォークインクローゼットで発生するカビは厄介ですが、方法や工夫によっては対策可能です。
当社では、住宅のお引き渡し後のメンテナンス、万が一のトラブルにも迅速に対応いたします。
八街市周辺で注文住宅を検討中の方は、ぜひ当社までご相談ください。