耐震と免震の特徴と違いとは?それぞれのメリットをご紹介

地震に強い家を求める時、多くの人が「耐震構造」と「免震構造」という言葉を耳にするでしょう。
どちらも地震に強い構造として知られていますが、一体どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、それぞれの特徴について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

□耐震構造と免震構造の違いは?

耐震構造と免震構造は、どちらも地震から家を守るための構造ですが、その仕組みは大きく異なります。

1: 耐震構造
耐震構造は、建物の壁や柱を強化したり、補強材を入れたりする事で、建物自体の強度を高め、地震の揺れに抵抗する構造です。
まるで、頑丈な城壁のように、地震の力をじっと耐え忍ぶイメージです。

耐震構造では、2階、3階と階が上がるほど揺れの幅が大きくなります。
低層住宅では揺れに対する影響は少ないですが、高層タワーマンションでは大きく揺れてしまう可能性もあります。

2: 免震構造
一方、免震構造は、建物と地面の間に免震装置を設置することで、地震の揺れを吸収する構造です。
建物が地面と直接つながっていないため、地震の揺れが建物に伝わりにくく、建物の揺れを抑えられます。
体感する揺れは実際の3分の1から5分の1程度に感じるようです。
まるで、地面の上で建物を浮かせているようなイメージです。

どちらも、建物自体の損壊を防ぐ点では優れていますが、免震構造は安全面で耐震構造に比べて一歩進んでいます。

□耐震構造と免震構造、どちらがおすすめ?

耐震構造と免震構造、どちらがおすすめかは、それぞれのニーズによって異なります。

1: 耐震構造がおすすめなケース

・予算を抑えたい
・工期を短くしたい
・設計の自由度を高くしたい

耐震は、最も多く採用されている構造であり、免震や制震ほどの特殊な工事は必要ないため、工期がそれほど長くかかりません。

免震や制震と比較しても、コストを抑えられます。

2: 免震構造がおすすめなケース

・地震の揺れをできるだけ小さくしたい
・家具などの転倒や落下による二次災害を防ぎたい
・建物内部の損傷を防ぎたい

□まとめ

耐震構造と免震構造は、どちらも地震に強い構造ですが、それぞれの仕組みやメリット・デメリットが異なります。

耐震構造は、建物の強度を高めることで地震に抵抗する構造です。
一方、免震構造は、建物と地面の間に免震装置を設置することで、地震の揺れを吸収する構造です。

ご自身のニーズや住んでいる地域などを考慮して、最適な構造を選択しましょう。

八街市周辺で注文住宅を検討している方は、お気軽に当社までご相談ください。

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