家族が集まるリビングは毎日の生活空間の中心となる部屋です。
そのため、家族構成や生活様式に応じたリビングを確保するためにも、適切な広さを学ぶことで居心地の良い空間にしましょう。
今回は快適なリビングの広さについて紹介します。
□快適なリビングの広さについて
SUUMO社による2020年首都圏新築分譲一戸建て、新築分譲マンション契約者動向調査によると首都圏における新築の注文住宅の平均的な建物面積は「99平方メートルから99.3平方メートル」です。
建物面積99平方メートルの一戸建ての場合は20畳(36平方メートル)ほどのリビングをつくれます。
3LDKや4LDKといった部屋数の多い住宅を建てると予定の場合は、12畳から16畳(21平方メートルから29平方メートル)ほどの広さのリビングとなります。
キッチンとリビングダイニングが繋がった部屋である場合は、キッチンが4畳から4.5畳(7平方メートルから8.2平方メートル)、リビングダイニングが16畳から20畳ほどとなるため、リビングとキッチンが分かれている部屋よりも広々と感じるリビングになります。
実際に暮らしている人によっては感じるリビングの広さは異なりますが、4人家族が想定されたファミリータイプの注文住宅の場合、リビングが20畳あると十分に広さを感じられるでしょう。
□家づくりにおいてリビングの広さを決めるときのポイントとは?
1.家族構成と家族の人数
現状は同棲であるが、今後子どもができ家族が増えるかもしれないということを考慮しておきます。
また、両親の在宅介護で高齢者が住むかどうかも考え、どのくらいのリビングの広さを確保すればゆとりのある空間を確保できるか想定する必要があります。
2.家具・家電の大きさ
リビングに置く予定の家具のサイズを考えます。
最も大きな割合を占める家具が、ダイニングテーブル、ソファー、テレビの3つの家電・家具です。
*ダイニングテーブル
1人あたり、椅子に座るスペースに奥行80センチメートル、テーブルから壁まで60センチメートルのスペースがあると人が動きやすいとされています。
4人家族の場合、3.4畳がテーブルの設置に最低限必要な広さとなります。
*ソファー
2人掛けで6畳~8畳、3人掛けで8畳以上のスペースが必要となります
*テレビ
テレビの大きさと距離を含めて、6畳から10畳ほどのスペースが必要となります。
全ての家具を合計して、多くても20畳ほどのスペースに確保することでゆとりのある空間をつくれます。
□まとめ
生活空間の中心となるリビングに必要な広さは16畳から20畳ほどということが分かりました。
この広さを参考にしつつ、快適な生活空間を築きあげましょう。
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