暮らしやすい廊下の幅とは?新築時に確認すべき規定についても解説!

廊下のある家は部屋が広く、開放感がありますよね。
新築の住宅を建てる際にいざ廊下について考えてみると、どれくらい幅に余裕を持たせるべきなのか迷ってしまうものです。
また、一部の住宅では法令によって廊下の幅が定められていることも。

そこで今回は、快適に暮らすための廊下の幅について解説します。

□新築で気を付けるべき廊下の幅の法令について

廊下の幅の規定を受けるかどうかは、住宅の用途によって決められます。
住宅は、一戸建て住宅、長屋、共同住宅、寄宿舎の4つに分類され、特に共同住宅と寄宿舎の場合、廊下の幅の規定を受ける可能性があります。

*一戸建て住宅と長屋に対する規定の条件

一戸建て住宅や長屋の場合、居室の床面積が200平方メートルを超える階に対して廊下の幅の規定が適用されます。
居室とは継続的に使用される部屋のことを指すため、たとえ階全体の床面積が200平方メートルを超えていたとしても、規定が適用されないことがあります。

そして、床面積の計測は階ごとに行われるため、相当大きな一戸建て住宅や長屋でない限り、規定を受ける心配はありません。

*共同住宅に対する規定の条件

共同住宅の場合、住戸の床面積が100平方メートルを超える場合には廊下の幅の規定が適用されます。
一戸建て住宅や長屋の場合とは異なり、継続的に称しない部屋、つまり非居室の床面積も含まれるため規定を受けやすいです。

しかし、廊下の幅の規定を受けるのは共用部分のみであり、共用しない部分の廊下には規定が適用されません。

*寄宿舎に対する規定の条件

寄宿舎の場合は、一戸建て住宅や長屋と同様に、居室の床面積が200平方メートルを超える階に規定が適用されます。
一戸建て住宅や長屋と同じなのであれば一見規定を受けにくいように感じますが、寄宿舎は規模が大きくなりやすいため、その分規定を受けやすいのです。

□快適に生活するためにおすすめな廊下の幅は?

規定が適用されない場合、暮らしやすい廊下の幅は70〜80センチメートルほどですが、ご家族の人数や車いすの有無を考慮して広めの幅にするのも良いでしょう。

大人1人が廊下を通るためには、80センチメートル弱が最適です。
大人1人と子ども1人が一緒に通行するのであれば、95センチメートルほどに廊下の幅を広げておくと快適でしょう。

車いすが通ることを考慮したバリアフリー設計にするのであれば、90センチメートルほど幅を取っておくことをおすすめします。
手すりを設置する場合は、さらに広めの幅を取っておくと安心です。

□まとめ

廊下の幅を決める際には、まず法の規定を受けるかどうか確認しましょう。
基本的に、廊下の幅は80センチメートルほどで設計しておくと快適に暮らせますが、将来を見据えたライフスタイルに合わせて決めることをおすすめします。

八街市周辺で新築を検討されている方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
お客様のお悩みやご要望にお応えしながら、安心できる家づくりをさせていただきます。

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